「パーソナルジムを開業したい!」と思ったときに、最も気になるのが開業資金ではないでしょうか?
「パーソナルジムの開業にはどのくらいのお金が必要?」
「パーソナルジムの開業資金の内訳は?節約する方法はある?」
「自己資金が足りない場合、資金調達はどうすればいい?」
このような疑問を持つ方が多いと思います。
パーソナルジムの開業資金は、ジムの規模や立地によって大きく異なり、小規模なら300万円~500万円、中規模以上なら1,000万円以上かかることもあります。
しかし、コストを抑える工夫や資金調達の方法を知っておけば、無理なくパーソナルジムを開業することも可能です。
この記事では、
- パーソナルジムの開業資金の相場
- 費用の内訳
- 開業費用節約のコツ
- 資金調達の方法
こちらを詳しく解説します。
パーソナルジムの開業を成功させるために、ぜひ最後まで読んでみてください!
本記事の信憑性

- ダイエットブログ管理者
- パーソナルトレーナー歴6年
- 200名以上のダイエット・ボディメイクをサポート
- パーソナルジム経営者
パーソナルジム開業に必要な資金の相場

パーソナルジムの開業資金は、パーソナルジムの規模や立地、設備投資の内容によって大きく異なります。
特に立地が大きく影響し開業に必要な費用の大部分は、物件取得費になるので家賃が高い都会では費用が上がり開業の難易度が上がり、家賃の安い地方では開業の難易度が下がります。
パーソナルジムの開業資金の目安
ジムの規模 | 資金目安 |
---|---|
小規模ジム(マンションの一室) | 300万円~500万円 |
中規模ジム(同時に2〜3人見れるジム) | 500万円~1,000万円 |
大型ジム(同時に4人見れるジム) | 1,000万円以上 |
物件によっては内装工事などが必要になるので、その場合が追加で100万円〜300万円ほどが必要になります。
開業資金の主な内訳
パーソナルジムの開業には、主に以下のような費用が発生します。
- 物件取得費
- マシン・設備費
- 運転資金(広告費・家賃など)
今回は、パーソナルジムを開業する中で一番多い小規模ジムの開業資金を見ていきましょう。
①物件取得費
物件取得費は、主に前家賃・敷金・礼金・保証金・仲介手数料が初期費用として家賃の8〜12ヶ月分程度が必要になります。
なので物件所得費は立地で大きく変わり100万円〜300万円ほどかかる計算になります。
②マシン・設備費
マシンと設備は主にパワーラックやスミスマシン、ダンベルなどトレーニングに必要な機材や床材(マットなど)、鏡などの部屋の環境作り必要な物になります。
マシン・設備費に関しては、設置するパワーラックやスミスマシンのクオリティや床材によって異なり80万円〜150万円ほどかかります。
③運転資金(広告費・家賃など)
パーソナルジムの開業資金として物件取得費やマシン・設備費だけではなく最初の集客に必要な広告費や2〜3ヶ月分の家賃を運転資金として準びしておきましょう。
インフルエンサーで開業前からファンが付いていたり、元々何人か顧客がついた状態でない場合、開業して直ぐ安定した集客を実現するのは難しいです。
最初の集客の為に広告費も準備しておきましょう。
また、最初の方は集客が出来ない可能性もあるので集客が0でも問題ないように最初の2〜3ヶ月分の家賃などの運転資金も用意しておきましょう。
運転資金は、エリアによって異なりますが合計で80万円~150万円ほどかかります。
パーソナルジム開業資金の総額
上記の項目を合計すると、パーソナルジムの開業資金として300万円~500万円は必要となります。
特に、開業する時は物件取得費が大きな負担となるため、開業前に立地や家賃からパーソナルジムを開業するエリアを慎重に決めましょう。
家賃は、毎月絶対に必要となる経費のため無理して高い家賃の物件を選ぶと毎月の家賃の支払いに苦しむようになります。
物件取得をする前からパーソナルジムのコース料金を決めて、毎月の収益予想をして収益に合った家賃の物件を選ぶようにしましょう。
パーソナルジム開業費を抑えるポイント

パーソナルジムの開業資金は最低でも300万円~500万円はかかりますが、工夫次第で大幅にコストを削減することが可能です。
ここでは、開業費を抑えるための具体的な方法を紹介します。
① 物件選びを工夫する
物件取得費は開業資金の中でも大きな割合を占めるため、以下のポイントを意識するとコスト削減が可能です。
- 居抜き物件を活用する
- 敷金・礼金・保証金の少ない物件を選ぶ
- 自宅やマンションの一室で開業する
物件取得費を抑えることで開業資金が大幅に削減できるので物件選びは慎重に行いましょう。
居抜き物件を活用する
前のテナントがジムやフィットネス関連の業態だった場合、内装や設備が整っていることが多く初期費用を大幅に抑えられます。
ミラーや床材、防音設備がそのまま使える場合もあり内装工事の費用を節約できるのでおすすめです。
敷金・礼金・保証金の少ない物件を選ぶ
物件取得の契約では、敷金・礼金・保証金などで家賃の6ヶ月分以上かかることもあるため、初期費用が少ない物件を選ぶ事が重要です。
敷金・礼金・保証金がどれだけ必要になるかで物件取得は大幅に変わるので、交渉が出来るなら礼金カットに挑戦しましょう。
なかなか借主が決まっていない物件は交渉しやすい物件になります。
自宅やマンションの一室で開業する
自宅やマンションの一室で開業する事で内装工事の費用がかからないのでおすすめです。
住居専用の物件で勝手にパーソナルジムを開業するとオーナーや管理会社に見つかった時に強制退去となってしまうので注意しましょう。
パーソナルジム開業が目的の場合、SOHO可の物件か店舗用物件を選びましょう。
② 必要最低限の設備で開業する

ジムマシンや設備は、最初からすべて揃えようとするとコストがかかるため、必要最低限のものからスタートするのが賢明です。
最初に色々設備を揃えたけど実際にパーソナルジムを運営していると利用する機会が全然ないマシンや設備だったと言う場合もあるのでパーソナルトレーニングをする上で絶対に必要な設備以外は後から買い足す事がおすすめです。
③ 広告費を抑えて集客する
開業初期は、広告にお金をかけすぎると資金がすぐに尽きてしまうため、無料でできる集客方法を積極的に活用するのがポイントになります。
- SNSを活用する(Instagram・X・TikTok)
- Googleマイビジネスを活用する
SNSを活用する(Instagram・X・TikTok)
SNSを使って無料で宣伝し、開業前からフォロワーを増やしておくと、オープン後すぐに集客できます。
パーソナルジムの場合、ビフォーアフター写真やトレーニング動画を投稿することで、興味を持ったユーザーを集められるのでおすすめです。
出来るだけSNS運用代行業社に依頼せず、行けるところまで自分でSNSを運用することがおすすめです。
Googleマイビジネスを活用する
Googleマイビジネスにパーソナルジムを無料登録し、Googleマップに自社のパーソナルジムを表示するようにしましょう。
パーソナルジムの集客とGoogleマイビジネスが相性がいいのでパーソナルジムを開業する際は、必ずGoogleマイビジネスを活用しましょう。
④ 補助金・助成金を活用する
開業資金の負担を減らすために、国や自治体の補助金や助成金を活用するのも一つの方法です。
補助金や助成金を活用すると開業に使った費用に一部が国から返ってくるので開業費用が返ってきます。
ですが、補助金や助成金は、申請すれば必ず貰えるものではなく自分1人で申請し審査を通過する難易度が高いので補助金の申請サポートを行っている行政書士や中小企業診断士、社会保険労務士に依頼する事がおすすめです。
依頼すると費用が発生しますが、多くは成果報酬で補助金や助成金を貰えると決まり実際に着金してから支払う形が多いのでおすすめです。
補助金や助成金は、開業資金を使う前から申請する必要があるのでパーソナルジムを開業する予定の方は、一度パーソナルジム開業予定の自治体で使える補助金や助成金を確認しておきましょう。
まとめ
パーソナルジムの開業資金は最低でも300万円~500万円程必要になりますが、工夫次第で大幅にコストを削減することが可能です。
開業を成功させるためには、資金計画をしっかり立て、無駄な出費を抑えつつ、効果的な集客方法を実践することが鍵となります。
パーソナルジムの開業を目指す方は、今回紹介した方法をぜひ参考にしてください。