パーソナルジム経営者

パーソナルジム開業で失敗する6つの原因!失敗しない対策を解説

『念願のパーソナルジムを開業したけど上手くいかない』

『パーソナルジムを開業したの全く集客ができない』

このようなお悩みはありませんか?

パーソナルジムは、仕入れがなく掛かる経費が少ない事から店舗経営の中でも比較的、開業しやすい事業です。

なので、パーソナルトレーナーをやっていてそれなり経験を積んだ段階で独立して自分のパーソナルジムを開業しようと思う方が多いと思います。

ですが、実際にパーソナルジムを開業してみると思い描いたような経営が出来ずに廃業する方が多いのが現実です。

そこで今回は、パーソナルジムを開業する前に知っておきたい『パーソナルジム開業で失敗する原因』について解説していきます。

パーソナルジム開業で失敗する原因

念願のパーソナルジムを開業したのに失敗したというパーソナルトレーナーや筋トレ好きなオーナーさんは大勢います。

飲食店や美容しの経営と違い在庫を抱えたり高額の経費がかかる事業ではないので、開業後に半年で廃業する程、短期間で終わる事は少ないですが経営が上手くいかず1〜2年ほどで廃業するケースは多いです。

まずは、この記事を読んでいるあなたが開業後に失敗するリスクを少しでも下げるためにパーソナルジム開業で失敗する原因を紹介していきます。

①運転資金を用意せずに開業

パーソナルジムを開業して失敗する原因の1つは、開業資金だけ準備して運転資金は用意せずに開業し資金不足になり廃業するパターンになります。

パーソナルジムの開業は、経営の経験者より経営の経験がないパーソナルトレーナーが独立するパターンが多いので、パーソナルジムを作るお金を貯めて満足し開業すると言う流れが多いです。

元々トレーナーでインフルエンス能力があったり、既存顧客を開業したパーソナルジムへ引き抜ける状態以外は、最初の売上を作るのに苦労します。

パーソナルジムには、様々な集客方法がありますが即効性のある集客には費用がかかり、無料で出来る集客は効果が出るまで時間がかかります。

開業資金のみでパーソナルジムを開くと集客にかける資金も少ない状態なので集客ができず売上を作れない状態で家賃や生活費などがかかって最終的に廃業すると言う事になってしまいます。

②無駄な経費を大量に使う

パーソナルジムを開業した当初に無駄な経費を使い過ぎて資金不足になる事が開業が失敗する原因です。

パーソナルジムの開業資金を貯めたり、融資を受けて資金がある状態になると金銭感覚が軽く狂ってしまい、無駄な経費を使い過ぎてしまう事があります。

無駄な経費と言っても遊びなどではなく、必要資金と思って大量に使ったけど結果に繋がらないと言うパターンが多いです。

例えば高額なホームページ作成費やシステム費、費用対効果の合わないマーケティング資金などになります。

パーソナルジムの集客は、お金をかければ上手くいくわけではなく資金の無駄遣いになる事が多いです。

ホームページ制作やシステム費などは、クレジット決済になり月額数万円ですが、総額で見ると数百万円になります。

パーソナルジムの集客では、ホームページやランディングページが必要不可欠ですがサイト制作に数百万円や数十万円かけなくても集客ができます。

パーソナルジムを開業した当初は、何も分からない状態で様々な営業が来るので資金の無駄遣いをするパターンが多いです。

実際に営業に来る人は、営業能力が高く高額のサイト制作費をかけてしまうパーソナルジムのオーナー方が多いので注意しましょう。

③集客ができない

パーソナルジムで元々働いていて自分のパーソナルジムを開業した方が失敗する原因の多くが思っていた以上に集客ができない事です。

パーソナルジムに雇われてトレーナーをしていると経営陣やマーケティング担当が集客をしてくれるので集客で必要なことをしなくても勝手に問い合わせが来るので集客の難しさが分からずパーソナルジムを開業する事が多いです。

実際にパーソナルジムを開業するとジム経営や接客をするのと同時にマーケティングをする必要があるので集客が上手く出来ない事が多いです。

ホームページを作るだけでは、集客が出来ずSEO対策ですが、その事が分からないとホームページを作成するだけで満足してしまうとサイトを作ったのに集客が出来ないと言う状況になってしまいます。

SNSに関しても1からアカウントを作成し集客しようとしても成果が出るまで時間がかかるので開業当初はなかなか集客が上手くいきません。

パーソナルジムは、元々ある競合だけでなくどんどん新しい競合も出てくるのでライバルが多い事業になります。

競合に集客負けしてしまうと、自分のパーソナルジムの会員が増えず売り上げがたたない状態になってしまいます。

④立地選びで失敗している

店舗紹介

パーソナルジムを利用する方の多くは、家の近くや職場の近くなど場所で通うパーソナルジムを選ぶので最初の店舗の立地選びに失敗するとパーソナルジムを開業しても失敗してしまいます。

パーソナルジム経営は、立地選びから始まり、立地選びが一番重要です。

立地次第で作れる売り上げの最高点が決まります。

物件取得費や家賃を抑える事だけを考えてターゲットのことを気にせず立地を選ぶとパーソナルジムを開業して広告費をかけても人がいなくて集客が出来ず売り上げが立たないと言うパターンが多いです。

資金が貯まりパーソナルジムの開業を決意し勢いのままにパーソナルジムの立地を選ばず、狙ったターゲットがいるエリアなのか、顧客になるユーザーが多いエリアなのか事前に調査しておきましょう。

⑤競合との優位性がない

様々なパーソナルジムが出店されているので自分のパーソナルジムに競合にはない強みや特徴がないとパーソナルジムを開業しても価格競争に負けて集客できず失敗します。

完全個室やオーダーメイドなどありきたりな特徴だけでは、低価格でサービスを提供できる店舗展開をしているパーソナルジムに勝てないので注意しましょう。

これは、開業前にターゲットを明確にしていなかったり、自社の強みや特徴を考えずに開業してしまった方に多い失敗です。

⑥顧客満足度が低い

パーソナルジムの開業だけでなく接客業に共通する開業後の失敗する原因の1つが顧客満足度が低いことです。

パーソナルジムで高い利益を出し既存顧客を増やすためには顧客満足度が必要不可欠です。

パーソナルジムは、2〜3ヶ月で20〜30万円かかる高単価なサービスになるので利用ユーザーも高い満足度を求めています。

なので顧客に対する細かい気遣いや綺麗な店舗維持などが出来ないと顧客が離れ売り上げが作れず失敗する事があります。

1人でパーソナルジムを開業し店舗運営、経営の全てをやっていると無意識に接客の質が悪くなる事があるので注意しましょう。

パーソナルジム開業で失敗しない対策

パーソナルジムを開業して失敗しない為には、開業前の事前準備と経営知識をつける事が重要です。

接客能力やパーソナルトレーナーとしての知識と能力など雇われている時に身に付く物は、パーソナルジムを開業するのに最低限必要な事で、それ以外の事前準備と経営知識が失敗しない為に必要不可欠です。

①出店エリアを入念に調査

パーソナルジムを開業して成功するか失敗するかは、出店エリアによって大きく変わります。

家賃が安い物件を狙って人が少ないエリアや人の集まる大きい駅のエリアだけど駅から遠いなど、家賃コストを下げる為にパーソナルジムを利用するユーザーが少なかったり通いにくい物件を選ぶと上手く集客できずに失敗します。

出店エリアや立地を選ぶ時は、ターゲットが多いエリアなのか競合の数、通いやすく分かりやすい立地なのかなど入念に調査する事が大切です。

駅からの距離や住宅地の近くにあるなどユーザーの通いやすさをしっかり考え、実際に足を運んで物件を確認しましょう。

車移動が主流のエリアだと駐車場も必要不可欠です。

家賃が高すぎると売り上げの多くが家賃でなくなるので、1入会あたり何円の売り上げを作る事が出来るかを考え、売り上げ金額に合わせて家賃の予算を決めましょう。

開業する自信がついて資金も貯まれば、すぐにでもパーソナルジムを開業したいと思ってしまいますが、出店を急いで出店する立地を妥協せずに良い物件が出るまで粘りましょう。

出店する前に確認するポイント

ポイント

  • ターゲットが多いエリアなの確認
  • 人口が多いエリアなのか確認
  • 所得が高い人が多いエリアなのか確認
  • 電車移動と車移動どちらが多いエリアなのか確認
  • 駅からの通いやすさは実際に歩いて確認
  • 周辺の競合を確認

②差別化と付加価値を考える

パーソナルジムを開業する前にしっかり自社パーソナルジムの付加価値をつけて競合パーソナルジムの差別化を計るようにしましょう。

インフルエンス力が強いトレーナーを抱えていたり、知名度のあるパーソナルジムでない場合、付加価値がない状態では競合パーソナルジムと価格競争になったり広告費の掛けた方が勝つ資金力勝負になってしまします。

価格競争や資金力勝負になると複数店舗ある格安パーソナルジムや大手パーソナルジムに勝てなかったり、利益を作れず資金不足で失敗に追い込まれます。

パーソナルジムを開業するエリアの競合にはないサービスや自社しか出来ないサービス、参入障壁の高いプログラムなど付加価値をつけて競合パーソナルジムと差別化しましょう。

自社のパーソナルジムに行かないと受けられないサービスや特徴があると個人店でも大手の競合に勝てたり、安定した集客をする事が出来ます。

また、同じエリアの競合よりも高い料金設定でも集客をする事ができて利益率アップに繋がります。

付加価値の例

  • 在籍トレーナーが全員有資格者
  • 整体も受けられる
  • ボクササイズもできる
  • ヨガも受けられる
  • ピラティスも受けられる

③運転資金も準備する

パーソナルジム開業をして失敗しない為に最低でも3ヶ月分の運転資金は準備しておきましょう。

独立を夢見るパーソナルトレーナーや筋トレが好きで自分のジムを持ちたいと思い経営経験がない状況でパーソナルジムを開業する多くの方が開業資金だけ貯めてパーソナルジムを開業し店舗運営するための資金が残っていない状況に陥るケースが多いです。

パーソナルジムは、仕入れなどがなく毎日かかる経費がないですが開業当初に効率良く集客する為には広告費用かかります。

また、広告で安定した集客をする為には、テストを繰り返し運用方法やLPを改善していく必要があるのでテストで広告運用をする期間が必要です。

テストで広告運用するための広告費や売上が全く立たなかった時でも家賃や生活費を払えるように最低でも3ヶ月分の運転資金は準備しましょう。

3ヶ月ほど、マーケティングに力を入れれば徐々に集客もできるようになります。

なので、パーソナルジムを開業して失敗しない為に開業資金だけでなく最低でも3ヶ月分の運転資金も準備しておきましょう。

④適切な集客方法に力を入れる

パーソナルジムの集客方法は、SEO対策やMEO対策、SNSマーケティング、YouTube、広告など様々です。

全ての集客方法を試すことは大切ですが、全てを満遍なく実践するよりエリアやターゲットに合った方法を見極め1つの集客方法に力を入れることが大切です。

パーソナルジム開業する場合、やる事が多く特にオーナー兼トレーナーの1人で運営している方は時間が足りなくなります。

集客に使える限られた時間の中で集客を成功させる為には、適切な集客方法に力を入れる事を意識しましょう。

また、WEB広告やSEO対策など専門的な知識が必要で未経験の方だとかなりの時間をかける必要があるので、広告代理店やWEBマーケティングの会社に依頼する事もおすすめです。

\おすすめ記事/
パーソナルジム集客に成功する9つの効果的な戦略 ~勝ち抜くマーケティング術~

⑤フランチャイズに加盟する

パーソナルジムの開業で失敗しない為には、パーソナルジムのフランチャイズに加盟することもおすすめです。

自分1人でパーソナルジムを開業する場合、立地選びやマシンの手配、集客、人材募集などやる事が多く資金もかかるので1人で店舗運営する方や経営未経験の方は、失敗するリスクが高いです。

フランチャイズに加盟してパーソナルジムを開業する場合、エリアの選定や物件選び、宣伝や広告の制作、機材や備品の準備、人材募集などをフランチャイズ本部がやってくれたりサポートしてくれるのでパーソナルジムを開業したいけど経営が不安な方におすすめです。

また、フランチャイズに加盟する場合、知名度の無い新しいブランドではなく知名度のあるブランドの看板でパーソナルジムを開業できるので集客をスムーズにできる事ができます。

フランチャイズ加盟のデメリット

フランチャイズは、エリアの選定や物件選び、宣伝や広告の制作、機材や備品の準備、人材募集などをやってくれたりサポートしてくれるにでパーソナルジムの開業で失敗しない為にパーソナルジムのフランチャイズに加盟することもおすすめです。

ですがデメリットもあるので、加盟する際はデメリットを把握した上で加盟するようにしましょう。

  • 100万円〜300万円の加盟金がかかる
  • 毎月ロイヤリティーが発生する
  • 自分のブランドを作れない
  • 自由に経営が出来ない
  • フランチャイズ本部とトラブルになる事がある

最後に

いかがだったでしょうか?

今回は、パーソナルジム開業で失敗する6つの原因と対策について解説しました。

パーソナルトレーナーをやっていたり、筋トレが好きな方だと1度は自分のジムを持ってみたいと思う方が多いと思います。

また、パーソナルジムはかかる初期費用が他の店舗型ビジネスよりも安く参入障壁が低いので開業しやすい事業になります。

綿密な計画を立てずに勢いでパーソナルジムを開業するとせっかく貯めた資金や融資された資金をすぐに溶かす結果になってしまいます。

パーソナルジムを開業する時は、失敗しないために事前準備と経営知識をつけて挑みましょう。

  • この記事を書いた人

キヨシ

ダイエット・パーソナルジム情報を発信して皆んなのダイエットをサポートするみんなのパーソナルトレーナーです!

-パーソナルジム経営者
-, ,