パーソナルジムの開業は、多くのトレーナーにとって夢の実現であり、自分の経験や知識を活かして他者のフィットネス向上をサポートできるやりがいのあるビジネスです。
しかし、特に小規模なスペースでのパーソナルジム開業には、計画的なアプローチと細心の注意が必要です。
限られた空間をどのように活用し、顧客にとって効果的で快適なトレーニング環境を提供するかが、成功の鍵となります。
小規模スペースでのパーソナルジム運営では、マシンや道具の選定が極めて重要です。
今回の記事では、パーソナルジム起業に際に小規模スペースに適したマシンの選び方と、特におすすめのアイテム10選を詳しく解説します。
これらの情報を参考に、効率的で魅力的なパーソナルジムを実現し、成功への道を歩んでください。
今から起業するトレーナーの方々の参考なれば嬉しいです!
✔︎この記事を最後まで読むと
- 小規模パーソナルジムに必要なマシンがわかる
- 実際にパーソナルジムの現場で使っている道具を知れる
- パーソナルジム開業のポイントがわかる
本記事の信憑性
- ダイエットブログ管理者
- パーソナルトレーナー歴7年
- 200名以上のダイエット・ボディメイクをサポート
- パーソナルジム経営者
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パーソナルジム開業のポイント
パーソナルジムを開業する際には、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
これらのポイントを理解し、実行することで、限られたスペースとリソースを最大限に活用し、顧客にとって魅力的なトレーニング環境を提供することが可能になります。
以下に、特に重要なポイントをいくつか挙げて説明します。
スペースの最大限活用
小規模スペースでのパーソナルジム開業では、限られた空間をどのように活用するかが成功の鍵となります。
まずはスペースの寸法を正確に測定し、どのようなマシンが収まるかを確認しましょう。
多機能でコンパクトなマシンを選ぶことで、限られたスペースを効率的に使うことができます。
また、壁や天井を活用した収納や、マシンの配置に工夫を凝らすことも大切です。
たとえば、折りたたみ式のエクササイズバイクや、壁に設置できるトレーニングバーなどが有効です。
天井や壁など、無駄なスペースを作らず有効活用していきましょう!
予算の考慮
ジムの開業には、設備投資が不可欠です。
しかし、限られた予算内で最高の環境を整えるには、コストパフォーマンスの高いアイテムを選ぶ必要があります。
新品のマシンだけでなく、中古のマシンやアウトレット品を検討することで、初期投資を抑えることができます。
また、マシンの耐久性やメンテナンスのしやすさも考慮に入れ、長期的な運営コストを最小限に抑えることが重要です。
機器の購入だけでなく、定期的な点検や修理費用も見積もっておくと良いでしょう。
顧客のニーズに対応
顧客のニーズを正確に把握し、それに応じたマシンを揃えることが、成功するジム運営の基本です。
顧客がどのようなトレーニングを求めているのか、年齢層やフィットネスレベルを考慮して、マシンを選びましょう。
有酸素運動を重視する顧客には、ランニングマシンやエアロバイクが適しているかもしれません。
一方で、筋力トレーニングを希望する顧客には、フリーウェイトや多機能なウェイトマシンを揃えると良いでしょう。
また、リハビリやストレッチ目的の顧客には、柔軟性を高める器具やバランスボールなども検討する価値があります。
パーソナルジムに必要なおすすめのマシン10選
パーソナルジムで提供するべきトレーニング機器は、顧客のニーズに応じて多岐にわたります。
特に小規模スペースでの運営では、効率的かつ効果的なトレーニングが可能な機器を選定することが重要です。
以下に、小規模スペース向けに特におすすめのマシンと道具を10種類紹介します。
これらの機器は、コンパクトでありながら多機能で、幅広いトレーニングニーズに対応できる点が特徴です。
実際に経営しているパーソナルジムでも取り入れているものばかりです!
スミスマシン
スミスマシンは、バーベルを固定するガイドレールが特徴で、安全にスクワットやベンチプレスなどのエクササイズが行えます。
特に初心者にとっては、フリーウェイトに比べて安心感があり、フォームの乱れを防ぎやすいのが利点です。
また、限られたスペースでも多様なエクササイズが可能で、マルチファンクショナルな使用が可能です。
おすすめ 1:プレートローディングスミス&クロストータルトレーナージムWOT(IROTECPRO アイロンテックプロ)
経営しているジムでも利用しているスミスマシン。
価格は少し高めですがスミスマシンの他にケーブルトレーニングやフリーウエイトトレーニング、自重トレーニングまで幅広く対応可能となっているマシンです。
6畳程度のスペースがあれば設置可能なので、これ一つ設置するだけで様々なトレーニングができるので初期設置にはうってつけのマシンとなっています。
※フリーウエイト用バーベルやプレートは別売り
おすすめ 2:200ケーブルスミスラック(WILD FIT ワイルドフィット)
ベンチ台
ベンチ台は、筋力トレーニングの基礎を支える重要なアイテムです。
ダンベルやバーベルと組み合わせて使用することで、ベンチプレス、フライ、スクワットなど多様なエクササイズが可能です。
インクライン、デクライン、フラットの3ポジションに調整できるタイプがおすすめです。
また、折りたたみ可能なモデルもあり、スペースの節約に役立ちます。
おすすめ 1:3WAYセミプロフェッショナルマルチファンクションベンチ(IROTECPRO アイロンテック)
こちらも当ジムで利用しているベンチ台。
16段階×4段階の計64通りの角度調整が可能で、移動キャスター付きなので女性でも簡単に移動できるベンチ台です。
とにかく安定性があり、角度の調節も簡単かつ安心して使えるためおすすめです。
おすすめ 2:マルチポジショントレーニングベンチ(LEADING EDGE)
デクラインやインクラインにもしっかり対応してくれるベンチ台です。
安定性はアイロンテックのものにはやや劣るものの、折りたたみ式なことや、価格に対してのコストパフォーマンスは良いものだと思います。
かなり値段が安い自宅用のベンチ台や、多機能が付きすぎているベンチ台は安定性が少し欠けているため、パーソナルジムでの使用には正直おすすめしません。
シンプルな形を利用するのがおすすめです。
ダンベルセット
ダンベルセットは、筋力トレーニングの基本的なアイテムです。
可変式のダンベルセットは、1台で複数の重量に対応できるため、スペースを節約できます。
また、筋力トレーニングのバリエーションが豊富で、初心者から上級者まで使用可能です。
バーベルやウェイトベンチと組み合わせることで、さらに多様なエクササイズが可能になります。
おすすめ 1:クイックダンベル(FIELDOOR)
ブロックダンベルと呼ばれる可変式のダンベルです。
片側3〜22kgまで付け替えることができ、付け替えもストッパーを差し替えるだけなのでお手軽です。
重りの調節幅が少ないのがデメリットとしてありますが(例えば4kgの次は7.5kg)、ブロックダンベルは持ち手以外の部分の取手が多く、パーソナル中のサポートをとてもしやすいです。
また持ち方によっては様々なトレーニングに使用できるので、デメリットがあってもあまり気にせず利用できます。
おすすめ 2:可変式ダンベル(BARWING)
こちらの可変式ダンベルは2.5kg〜24kgまで付け替えが可能なダンベルです。
重りの調節幅も1kg〜2kg程度なので初心者のお客様でも使いやすくておすすめです。
ブロックダンベルとは違い、通常のダンベルと同じで持ち手のみの形なので少しサポートがしづらいのがデメリットですが、重りの調整も簡単で調節幅も良い塩梅なのでそこまで気にならないといった印象です。
専用の台座も付いているのでどこにでも配置しやすいです。
エアロバイク
エアロバイクは、インドアでの有酸素運動に最適なマシンです。
足の動きと連動するハンドルが特徴で、全身を使ったトレーニングが可能です。
負荷を自由に調整できるため、初心者からアスリートまで幅広いレベルのトレーニングが可能です。
コンパクトで、使用後は場所を取らずに収納できる点も魅力です。
おすすめ 1:STEADY スピンバイク Plus
室内で有酸素運動をさせるならこのバイクがおすすめ。
台座がしっかりしているので安定性が高く、レバーをひねるだけの負荷調整や稼働音も静かなのでマンションの一室でパーソナルジムを開業する場合でも周りを気にせずトレーニングできます。
キャスターもついてるので移動も楽にできるところも◎
おすすめ 2:BARWINGフィットネスバイク
こちらのエアロバイクは安定性ががやや劣るものの、折りたたみが可能でもちろんキャスターもついているので移動と収納がとても楽にできます。
16段階の負荷調節が可能で、腕/脚トレーニングができるエクササイズバンドもついているところもおすすめポイントです。
ケトルベル
ケトルベルは、ダンベルとは異なる形状をしており、さまざまな動的エクササイズに適しています。
特に、スウィングやスナッチ、クリーンなどの動作は、全身の筋力と心肺機能を同時に鍛えるのに効果的です。
スペースを取らず、収納も簡単なので、小規模ジムには最適です。
おすすめ 1:ケトルベル(可変式)
ケトルベルの中でも可変式はこれ一つで約3.2kg〜約18kgまで対応できるので、収納の話も含めてかなりおすすめです。
重さの入れ替えはプレートを付け替えるだけなので簡単な上、プレートに重量も書かれているので便利です。
おすすめ 2:EZグリップソフトケトルベル
こちらのケトルベルは重さが固定なので重さに応じて購入する必要がありますが、柔らかい素材で作られているので安全性が高いです。
見た目も良いので、ジムの雰囲気を統一させたい方にはおすすめです。
またグリップ部分も細いので女性向けのパーソナルジムを考えている方もこちらのケトルベルは良いかなと思います。
レジスタンスバンド
レジスタンスバンドは、軽量で持ち運びが容易なトレーニングツールです。
バンドの抵抗力を変えることで、様々な筋力トレーニングやストレッチに対応できます。
特に、リハビリや体幹トレーニングに適しており、初心者から上級者まで幅広く利用されています。
おすすめ 1:STEADY(ステディ)レジスタンスバンド
レジスタンスバンドは基本一本一本のバラ売りがありますが、強度の変化などを考えるとまとまって売っているものがおすすめです。
初心者の方でもすぐに強度を上げて行えるのが良いので、準備しておいて損はしない道具です。
おすすめ 2:STEADY(ステディ)エクササイズバンド
こちらのバンドはエクササイズバンドと言い、こちらも体幹や下半身のトレーニングに使えるバンドとなっています。
レジスタンスバンドほどの強度はないまでも、バンドの大きさなども丁度良いので、こちらも初心者から簡単に使用できる道具でおすすめです。
TRXサスペンショントレーナー
TRXサスペンショントレーナーは、自体重を利用したトレーニングができるツールです。
ドアや壁に取り付けることで、様々な全身トレーニングが可能です。
特に体幹の強化に効果的で、筋力とバランスを同時に鍛えることができます。
スペースを取らず、多機能であるため、小規模ジムに適しています。
おすすめ 1:TRX プロキット(TRXPRO4) サスペンショントレーナー
TRXブランドは、サスペンショントレーナー発祥だけあって安定性や耐久性は間違いありません。
価格こそ高めですが、サスペンショントレーナー自体、トレーニング内容からしてかなり消耗が激しい道具なので、耐久性にお金をかけるのがおすすめです。
おすすめ 2:PRO3 サスペンショントレーナー
初期費用を抑えるならこちらのサスペンショントレーナーがおすすめ。
耐久性は2年程で結目が切れてしまっていたり、留め具付近にあるゴムが伸びてきたりしていますが使用は可能です。(トレーニング時には全く問題なし)
バランスボール
バランスボールは、体幹を鍛えるのに最適なツールです。
ボールの不安定さを利用してバランスを取ることで、体幹の筋力とバランス感覚を向上させることができます。
また、ストレッチやリハビリにも使用でき、多用途な点が魅力です。
空気を抜いて収納できるため、スペースを取りません。
おすすめ :SOOMLOOMバランスボール
ローイングマシン
ローイングマシンは、全身の筋肉を使う有酸素運動に適したマシンです。
主に背中、腕、脚を鍛えることができ、特に心肺機能の向上に効果的です。
コンパクトなデザインが多く、スペースを取らないのも魅力です。
水や風、磁気による抵抗を利用したモデルがあり、トレーニングの強度を自由に調整できます。
おすすめ 1:MERACHローイングマシン950
MERACHローイングマシン950は水圧式×磁気で16段階の負荷を加えることのできるローイングマシンです。
折りたたみ式かつキャスター付きのため、部屋の大きさを気にせず導入が可能となっています。
木目調の見た目なので様々なコンセプトのジムでも浮かないデザインとなっています。
※電源が必要となります。
おすすめ 2:MERACHローイングマシン
こちらのローイングマシンは同じブランドから出ている低価格のマシンです。
折りたたみには対応していませんが立てかけることは可能で、こちらもキャスターがついているので移動も楽となっています。
※電源は必要ありません。
アブローラー
アブローラーは、腹筋を集中的に鍛えるためのシンプルなツールです。
ローラーを使った前進後退の動きにより、腹筋だけでなく体幹全体を効果的に鍛えることができます。
小型で持ち運びも容易なため、限られたスペースでも問題なく使用可能です。
おすすめ :Rozally腹筋ローラー
腹筋ローラーは価格が高いほどスムーズに動かすことができますが、こちらのアブローラーは低価格なのにスムーズさがしっかりあります。
耐摩耗の素材を使用しているので地面で使っても傷がつきにくく、ホームジムなどにも使えるものとなっています。
【重要】小規模パーソナルジムの運営と顧客対応
パーソナルジムの運営では、設備の選定だけでなく、日常の管理と顧客対応も非常に重要です。
特に小規模なジムでは、顧客との関係を密接に保つことが容易であり、これを活用して高い顧客満足度を維持することができます。
以下に、小規模ジムの運営と顧客対応に関するポイントをいくつか挙げて解説します。
定期的なメンテナンスと清掃
小規模ジムでは、機器や施設の清潔さが特に重要です。
限られたスペースに多くの顧客が訪れるため、清掃とメンテナンスは欠かせません。
機器の定期的な点検と修理を行い、安全で清潔な環境を維持することが、顧客の信頼を得るために不可欠です。
また、スタッフが迅速に対応できるよう、トレーニング機器の使用方法や安全ガイドラインを明確に示すことも重要です。
実際に全国のパーソナルジムの口コミを調べてると清潔さについてのコメント量は凄いです!
パーソナライズされたトレーニングプログラムの提供
小規模ジムでは、個々の顧客に対してパーソナライズされたトレーニングプログラムを提供することが、他の大型ジムとの差別化につながります。
顧客のフィットネス目標、健康状態、トレーニングの経験に基づいて、個別にカスタマイズされたプログラムを作成しましょう。
これにより、顧客は自分に合ったトレーニングを受けることができ、モチベーションを維持しやすくなります。
フィードバックとコミュニケーション
顧客からのフィードバックを積極的に収集し、それに基づいてサービスを改善することが重要です。
定期的にアンケートを実施したり、直接意見を聞いたりすることで、顧客のニーズや不満を把握し、それに対応することができます。
また、顧客とのコミュニケーションを密に保ち、彼らがジムに対して感じる疑問や不安を解消することで、より良いサービスを提供できます。
【最後に】自分の考えるパーソナルジムにあったマシンを取り入れよう
小規模スペースのパーソナルジムでも、適切なマシンや道具を選ぶことで、効果的かつ効率的なトレーニング環境を提供することができます。
限られたスペースを最大限に活用するためには、コンパクトで多機能なマシンを選び、配置にも工夫を凝らすことが重要です。
また、顧客のニーズに応じた多様なトレーニングオプションを提供することで、幅広いフィットネスレベルや目的に対応できます。
運営面でも、定期的なメンテナンスと清掃を行い、常に清潔で安全な環境を維持することが顧客満足度を高める鍵となります。
独自のサービスや専門的なサポートを通じて、他のジムとの差別化を図り、顧客に選ばれるジムを目指しましょう。
パーソナルジムを起業することは、大きな挑戦であり、夢の実現に向けた一歩です。
困難な時もあるかもしれませんが、あなたの情熱と努力は必ず結果に結びつきます。
自信を持って進み続け、顧客にとって最善のサービスを提供することを忘れないでください。
応援しています!頑張ってください!