
「パーソナルジムをオープンしたのに新規のお客様が全然来ない…」
「広告費をかけているのに体験申込が増えない…」
「大手ジムとどう戦えばいいのかわからない…」
パーソナルジムを経営されている多くの方は、日々このような悩みを抱えています。
2025年現在、パーソナルジムを含む国内フィットネス市場は4,800億円以上に達している一方で全国のフィットネス施設数は12,543施設に上り、その中でもパーソナルトレーニングジム等を含むその他のフィットネス施設が全体の28.5%を占めるまで成長しました。
市場規模の成長は同時に競合が激増していることも意味しています。
特に都市部では駅前に複数のパーソナルジムが並び、価格競争に巻き込まれているパーソナルジムも少なくありません。
初期費用300万円程度で開業できるので参入障壁が低く、毎月のように新しいパーソナルジムがオープンし、差別化がますます難しくなっているのが現状です。
さらに追い打ちをかけるのが、大手チェーンの広告攻勢です。
SNS広告やGoogleリスティング広告に巨額の予算を投じる大手ジムに対して、広告に巨額の予算を投入できない個人経営や小規模のパーソナルジムは認知度の面で圧倒的に不利な状況に置かれています。
こうした厳しい競争環境の中で、「ホームページを作ったけど問い合わせがない」「チラシを配っても反応がない」「SNSを始めたけどフォロワーが増えない」といった声を数多く聞いてきました。
ですが、正しいWeb集客の知識と戦略があれば、大手パーソナルジムに負けない集客導線を構築することは十分可能なのです。
ホームページへの流入が出来れば、個人経営だからこそできる柔軟な対応や地域密着型のサービスは、大手パーソナルジムに負けない大きな武器になります。
この記事では、パーソナルジムのWeb集客に特化した具体的な手法を17種類を徹底解説します。
パーソナルジムがWeb集客で苦戦する3つの理由

まず、具体的な集客手法をお伝えする前に、なぜ多くのパーソナルジムがWeb集客で思うような成果を出せないのか、その根本的な理由を理解しておきましょう。
問題の本質を知ることで、後ほど紹介する施策の効果が格段に高まります。
パーソナルジムがWeb集客で苦戦する理由は、主に次の3つに集約されます。
Web集客で苦戦する3つの理由
- 大手ジムの広告攻勢に埋もれてしまう
- 地域での競合店舗の急増
- 高単価サービスゆえの集客ハードル
大手ジムの広告攻勢に埋もれてしまう
WEB広告やSNS広告は資金力の勝負になります。
広告費に多くの資金を投入すれば表示件数が増えて、広告代理店に広告運用を任せても最終的には広告予算が大きいパーソナルジムが積極的に表示されるので、大手パーソナルジムが多いエリアでは、大手パーソナルジムの広告に埋もれてしまいます。
大手パーソナルジムチェーンは、月額数百万円〜数千万円規模の広告予算を投じて、リスティング広告やSNS広告を展開しています。さらに駅広告などのマス広告も組み合わせることで圧倒的な認知度を獲得しているのが現状です。
個人経営や小規模のパーソナルジムが同じ土俵で戦おうとすると広告費の消耗戦に巻き込まれてしまいます。
限られた予算の中で大手と同じ手法を取っても勝ち目はありません。
だからこそ、大手とは異なる戦略が必要になります。
例えば、「パーソナルジム」という大きなキーワードで勝負するのではなく、「エリア名 パーソナルジム 産後ダイエット」「50代女性 パーソナルトレーニング」といった、ターゲットを絞ったで具体的なキーワードで勝負する。
あるいは、地域に密着したMEO対策(Googleマップ最適化)に注力するなど大手が手薄なポイントを突く戦略が効果的です。
地域での競合店舗の急増
パーソナルジム業界の参入障壁は、他の業種と比べて比較的低いと言えます。
小規模であれば、マンションの一室や小さなテナントでも開業可能です。
完全個室のパーソナルジムの場合、初期投資は300万円〜500万円程度で始められるケースも多く、大手で働いていたトレーナーが独立して開業するハードルが下がっています。
その結果、特に都市部では駅周辺に複数のパーソナルジムが乱立する状況が生まれています。
徒歩5分圏内に10店舗以上のパーソナルジムがあるというエリアも珍しくありません。
競合が増えれば増えるほど、顧客の選択肢は広がり顧客は複数のパーソナルジムを比較検討するようになります。
ここで重要になるのが「差別化」です。
しかし、多くのパーソナルジムのホームページを見ると、「マンツーマン指導」「完全個室」「食事指導付き」といった、どこも似たような訴求内容になっています。
これでは、顧客から見たときに違いがわからず、結局「価格」で比較されてしまい、利益が残らない薄利多売な経営に陥ってしまうケースもあります。
地域での競合に勝つためには、自店舗の明確な強みを確立し、それをWeb上でユーザーに伝える必要があります。
高単価サービスゆえの集客ハードル
パーソナルジムの料金は、一般的なフィットネスジムと比較すると高額で誰でも気軽に通えるサービスではありません。
一般的なフィットネスジムの月額料金が5,000円〜10,000円程度であるのに対し、パーソナルジムは月額50,000円〜150,000円、2ヶ月コースで200,000円〜300,000円というのが相場です。
この価格差は10倍以上になることもあり、顧客にとっては大きな決断を要する買い物です。
高単価のサービスほど、顧客は慎重に比較検討します。
ホームページを見る、口コミをチェックする、複数のパーソナルジムに体験に行く、といったプロセスを経てから、ようやく入会を決めます。
顧客の中には、複数のパーソナルジムに体験に行く事での「体験疲れ」が原因で結局どこにも入会しない結果になる事もあります。
つまり、単に「認知」してもらうだけでは不十分なのです。
「このジムなら自分の理想の体が手に入る」 「このトレーナーなら信頼できる」 「この価格に見合う価値がある」
こうした確信を顧客に持ってもらわなければ、入会には至りません。
そのためには、Web上で以下の要素を丁寧に伝える必要があります:
- 実績: ビフォーアフター写真、具体的な成果数字
- 信頼性: トレーナーの経歴・資格、顧客の声
- 独自性: 他のジムとの明確な違い
- 価値: 料金に見合うサービス内容の詳細
ただ広告を出すだけ、ホームページを作るだけでは、高単価サービスの集客はうまくいきません。
顧客の不安を解消し、価値を正しく伝えるための戦略的なコンテンツ設計が必要なのです。
パーソナルジムのWeb集客で押さえるべき基本戦略

ここまで、パーソナルジムがWeb集客で苦戦する理由を見てきました。
では、これらの課題を乗り越えて成果を出すには、どのような基本戦略が必要なのでしょうか。
具体的な集客手法に入る前に必ず押さえておくべき3つの基本戦略をお伝えします。
Web集客の全体像を理解する
多くのパーソナルジム経営者が陥りがちな失敗が、「とりあえずホームページを作れば集客できる」「Instagram広告を出せば人が来る」といった、単発の施策だけで成果を求めてしまうことです。
Web集客は、一つの施策だけで完結するものではありません。
複数の施策が組み合わさって、初めて大きな成果を生み出します。
Web集客の全体像は、大きく3つのステップで構成されています
Web集客の3つのステップ
- ステップ1: 認知(知ってもらう)
- ステップ2: 興味(関心を持ってもらう)
- ステップ3: 行動(体験申込・問い合わせ)
この3ステップのどこかに穴があるとWeb集客は機能しません。
例えば、広告で認知を広げてもホームページの内容が薄ければ興味を持たれません。
ホームページが充実していても申込ボタンがわかりにくければ行動に繋がりません。
重要なのは、この3ステップ全体を最適化することです。
オンライン集客とオフライン集客の違いも理解しておきましょう。
オフライン(チラシ、看板、紹介など)は地域や既存顧客に限定されますがオンラインは地域を超えた認知拡大が可能でデータ分析による改善もしやすいという特徴があります。
ただし、最終的には両者を組み合わせることで、より強固な集客導線が完成します。
ステップ1: 認知(知ってもらう)
まず、あなたのパーソナルジムの存在を潜在顧客に知ってもらう必要があります。
この段階で有効なのが
- SEO対策(検索エンジンで見つけてもらう)
- MEO対策(Googleマップで見つけてもらう)
- SNS投稿(SNSで認知してもらう)
- リスティング広告やSNS広告(能動的に認知を広げる)
ステップ2: 興味(関心を持ってもらう)
存在を知ってもらった後は、「このパーソナルジムに通ってみたい」という興味・関心を抱いてもらう段階です。
ここで重要なのが:
- ホームページの充実したコンテンツ
- ビフォーアフター写真や顧客の声
- トレーナーの人柄が伝わる情報発信
- 具体的なトレーニング内容の紹介
ステップ3: 行動(体験申込・問い合わせ)
最後に、実際に行動してもらうための仕掛けが必要です。
- わかりやすい体験申込ボタン
- LINE登録やメール問い合わせの導線
- 初回限定の特典・キャンペーン
- 申込フォームの最適化(入力項目を最小限に)
ターゲット顧客を明確にする
「20代〜60代の男女すべてがターゲットです」
初めてパーソナルジムを経営する方の多くは、出来るだけ多くの方に来てもらいたいからとターゲットを絞らず集客を始めます。
このように幅広いターゲット設定をしているパーソナルジムは、実は誰にも響かないメッセージを発信してしまっている可能性があります。
Web集客で成果を出すためには、ターゲット顧客を明確に絞り込むことが極めて重要です。
なぜターゲットを絞る必要があるのか?
ターゲットを絞る理由は2つあります。
- メッセージが刺さりやすくなる
- 「誰でもOK」より「産後の体型に悩む30代ママ専門」の方が、該当する人には圧倒的に響きます
- 広告費を無駄にしない
- Google広告やSNS広告では、ターゲット設定を細かくすることで関心のない人への無駄な広告表示を減らせます
ペルソナ設定の具体例
ペルソナとは、理想的な顧客像を具体的に設定したものです。
【ペルソナ例】
- 名前: 田中恵美さん
- 年齢: 35歳
- 職業: 会社員(事務職)
- 居住地: 東京都世田谷区
- 家族構成: 夫、子供2人(5歳、3歳)
- 年収: 世帯年収800万円
- 悩み: - 産後に増えた体重が戻らない(+8kg) - 子育てで運動する時間がない - 一人で始めても続かない経験がある - 昔履けたジーンズを履きたい
- 行動パターン: - 通勤時間にInstagramをチェック - 子供を保育園に送った後の午前中が比較的自由 - 健康や美容への投資は惜しまない - 口コミを重視する
このように具体的に設定することで、「どんなメッセージを発信すべきか」「どの時間帯にSNS投稿すべきか」「どんな写真を使うべきか」が明確になります。
地域・年齢層・目的別のアプローチ
ターゲットによって、最適なWeb集客手法は変わります。
- 20代女性(ダイエット目的): MEO対策、Instagram、TikTokが有効
- 30〜40代男性(筋肉増強): Google検索、MEO対策、YouTube、Facebook広告
- 40〜50代女性(健康維持): Google検索、MEO対策、ブログ記事
「うちのジムに来てほしい理想のお客様は誰か?」を明確にすることから、すべてのWeb集客戦略は始まります。
自店舗の強みを言語化する
WEB集客で大手に負ける事なく集客するために最も重要な事は、自店舗の強みを言語化する事です。
パーソナルジムは競合が多く、顧客は複数のジムを比較します。
その際、どのジムも「マンツーマン指導」「食事サポート」「完全個室」と似たような訴求をしていたら、顧客は価格でしか判断できず低価格の大手パーソナルジムと価格競争に陥り集客が出来ても利益が残らず薄利多売な経営になります。
自店舗の強みを言語化し顧客に伝える事で下記のような利点があります。
- 価格競争に巻き込まれない
- 「あなたのジムじゃないとダメ」と思ってもらえる
- 口コミ・紹介が生まれやすくなる
- Web上での情報発信に一貫性が生まれる
自店舗の強みの見つけ方
自店舗の強みを見つけるには、次の質問に答えてみてください。
- 専門特化できる分野はあるか?
- 例: 「産後ダイエット専門」「アスリート向け」「中高年の健康改善」
- トレーナーの独自の経歴・実績は?
- 例: 「元プロボクサー」「理学療法士資格保有」「自身も40kgのダイエット成功」
- 他にはないサービスを提供しているか?
- 例: 「子連れOK(キッズスペース完備)」「24時間営業」「オンライン指導併用」
- 場所・立地の強みは?
- 例: 「駅直結」「完全プライベート空間」「高級住宅街の隠れ家的ジム」
- 結果へのこだわり・保証は?
- 例: 「30日間全額返金保証」「リバウンド防止の永久サポート」
自店舗の強みの言語化例
自店舗の強みを言語化する時は、顧客に伝わる必要があるので、ありきたりな漠然とした内容ではなく、具体的で分かりやすい内容にしましょう。
悪い例(ありきたり): 「マンツーマンで丁寧に指導します」
良い例(具体的で独自性がある):「産後ママ専門・子連れOK・保育士常駐で、お子様を見守りながら安心してトレーニングできるパーソナルジム」
パーソナルジムのWeb集客手法9選

ここからは、いよいよ具体的なWeb集客手法を紹介していきます。
今回は、個人経営や小規模のパーソナルジムが実践できる9種類の集客手法を「無料〜低予算」「中予算」のカテゴリーに分類し、それぞれの特徴と実践方法を詳しく解説します。
重要なのは、すべてを一度に実施する必要はないということです。
まずは無料〜低予算の施策から始めて、成果を見ながら徐々に投資を増やしていくのが賢明なアプローチです。
自店舗の状況、ターゲット顧客、予算に合わせて、最適な組み合わせを見つけていきましょう。
【無料〜低予算】今すぐ始められる集客方法
まずは、広告費をかけずに今日から実践できる集客手法から見ていきましょう。
これらの施策は、費用がかからない分、時間と労力は必要ですが正しく実行すれば費用対効果は非常に高くなります。
【無料〜低予算】今すぐ始められる集客方法
- Googleビジネスプロフィール(MEO対策)
- SEO対策(ホームページ・ブログ)
- SNS運用(Instagram/X/TikTok)
- YouTube活用
①Googleビジネスプロフィール(MEO対策)
MEO(マップエンジン最適化)とは、Googleマップ上の検索順位を向上させ、店舗の集客力を高める施策です。
パーソナルジムを探している顧客は、家から近いジムや仕事帰りに通えるジムを探す人が多いのでMEO対策はパーソナルジムの集客で最も費用対効果の高い集客手法の一つと言えます。
なぜMEO対策が重要なのか?
スマートフォンで「パーソナルジム 渋谷」などと検索すると通常の検索結果の上部に地図と3つの店舗情報が表示されます。
これは「ローカルパック」と呼ばれ、この3枠に入るか否かでクリック率や集客数は大きく異なります。
来店意欲の高いユーザーは、まずGoogleマップで近くのジムを探すため、ここで上位表示されることが新規顧客獲得の鍵となります。
実際に、MEO対策をしっかり行うことで広告費の負担を軽減しながら安定的に集客することができるという成果が報告されています。
Googleビジネスプロフィールの登録・最適化手順
- 基本情報の登録と正確性の確保
- ビジネス名、住所、電話番号を正確に入力
- 営業時間(特に祝日や年末年始の特別営業時間も記載)
- ウェブサイトURL、予約リンク
- カテゴリの適切な設定
- メインカテゴリ: 「パーソナルトレーニング」
- サブカテゴリ: 「フィットネスセンター」「ウェイトトレーニング施設」など
- 魅力的な写真の追加(20枚以上推奨)
- 外観・入口の写真
- トレーニングスペースの全景
- マシン・設備のクローズアップ
- トレーナーの紹介写真
- 更衣室・シャワー室(清潔感をアピール)
- 詳細な説明文の記載
- ジムの特徴・強みを明確に
- ターゲット層への訴求(例: 「30代女性向け」「産後ダイエット専門」)
- 750文字の上限を活用してしっかり記載
- 投稿機能の活用(週1回以上)
- キャンペーン情報
- トレーニング豆知識
- ビフォーアフター写真
- お客様の声
口コミ獲得と返信の重要性
Googleマップでの評価数と星の数は、検索順位に大きく影響します。
また、顧客の8割以上が口コミを参考にして店舗を選ぶというデータもあります。
- 体験後や入会後のお客様に口コミ投稿を依頼
- すべての口コミに丁寧に返信する(ポジティブ・ネガティブ問わず)
- ネガティブな口コミには誠実に対応し、改善姿勢を示す
地域名検索での上位表示戦略
「パーソナルトレーニング+地名」のように、地名と併せて対策することが多く、特に駅の近くに店舗がある場合は「パーソナルジム エリア名」と検索されることもあるため、これらのキーワードでの最適化が重要です。
②SEO対策(ホームページ・ブログ)
SEO(検索エンジン最適化)は、GoogleやYahoo!などの検索結果で上位表示を目指す施策です。
MEOが「今すぐ通いたい人」にアプローチするのに対し、SEOは「情報収集段階の人」にもリーチできる点が特徴です。
「パーソナルジム+エリア名」での上位表示を目指す
最も重要なのは、ホームページのタイトルタグやH1タグに「パーソナルジム 〇〇(地域名)」を含めることです。
例
- タイトル例: 「【公式】〇〇パーソナルジム|渋谷駅徒歩3分・完全個室」
- H1タグ例: 「渋谷で結果を出すパーソナルジム〇〇」
コンテンツSEOの実践方法
ブログ記事を定期的に更新することで、様々なキーワードで検索上位を狙えます。
パーソナルジムにおすすめの記事テーマ
- 「〇〇市でパーソナルジムを選ぶ5つのポイント」
- 「30代女性が3ヶ月で-8kg達成した食事メニュー」
- 「初心者向け:パーソナルトレーニングの効果とは?」
- 「産後ダイエットにパーソナルジムがおすすめな理由」
- 「パーソナルジムの料金相場と選び方【〇〇エリア版】」
体験談・ビフォーアフター記事の作成:
実際の顧客の成功事例を詳しく紹介する記事は、SEO効果だけでなく、サイト訪問者の興味を引き、体験申込につながりやすいコンテンツです。
記事構成例
- お客様のプロフィール(年齢、職業、通い始めたきっかけ)
- トレーニング開始前の悩み
- 具体的なトレーニング内容
- 食事指導の内容
- 3ヶ月間の変化(体重・体脂肪率・見た目の変化)
- ビフォーアフター写真
- お客様の感想コメント
③SNS運用(Instagram/X/TikTok)
SNSは無料で始められ、ユーザーとの距離が近いのが最大の魅力です。
パーソナルジムの集客にインスタグラムは有効で正しい運用方法を身につければ効果的に会員数を増やしていけるとされています。
各プラットフォームの特徴と使い分け
Instagram(最重要)
- メインターゲット: 20〜40代女性
- 投稿内容: ビフォーアフター、トレーニング動画、食事メニュー、トレーナー紹介
- 強み: ビジュアルで訴求力が高い、ハッシュタグで新規顧客にリーチできる
- 投稿頻度: フィード投稿とリールは週3〜5回、ストーリーズは毎日
X(旧Twitter)
- メインターゲット: 20〜40代男女
- 投稿内容: トレーニング豆知識、モチベーション向上の言葉、キャンペーン告知
- 強み: 拡散力が高い、リアルタイム性
- 投稿頻度: 1日1〜3回
TikTok
- メインターゲット: 10〜30代
- 投稿内容: 短時間のトレーニング動画、ビフォーアフター、エンタメ要素のある内容
- 強み: バズる可能性が高い、若年層へのリーチ
- 投稿頻度: 週3〜5回
トレーニング動画・ビフォーアフター投稿のコツ
- 最初の3秒が勝負: スクロールを止めるインパクトのある映像から始める
- Before/Afterは並べて表示: 変化がわかりやすいレイアウト
- 数字を入れる: 「-12kg」「3ヶ月で」など具体的な数値
- BGMと字幕を活用: 無音でも内容がわかるように
- 顔出しNGの場合の工夫: 後ろ姿や体のパーツだけでもOK
フォロワー獲得から来店につなげる導線設計:
SNSは単にフォロワーを増やすだけでは意味がありません。
重要なのは、フォロワーを実際の来店・体験申込につなげる導線です。
- プロフィールの最適化
- 一目で何のジムかわかる説明文
- 体験申込リンクを設置(リンクツリー活用)
- 住所・最寄り駅を明記
- 定期的なCTA(行動喚起)
- 「体験予約はプロフィールのリンクから」
- 「DMで質問受付中」
- 「今月限定キャンペーン実施中」
- DMでの丁寧な対応
- 問い合わせには24時間以内に返信
- 自動返信も活用しつつ、個別対応も行う
実際に3年間インスタからの問い合わせ0件だったジムが、適切な運用に変更してから2週間で問い合わせが来たという事例もあり、正しい運用方法が重要であることがわかります。
④YouTube活用
YouTubeは、ジムの雰囲気やトレーナーの人柄を伝えるのに最適なプラットフォームです。動画は文字や写真よりも圧倒的に情報量が多く、信頼感を醸成しやすいメリットがあります。
ジムの雰囲気を伝える動画制作
- ジム紹介動画(3〜5分): 外観、内部、設備、トレーナー紹介
- トレーニング風景(実際のセッションを撮影、顔にモザイクをかけてもOK)
- トレーナーの自己紹介動画
- 「1日の流れ」を紹介する動画
ホームページへの埋め込み活用
YouTubeにアップした動画は、ホームページのトップページや「当ジムについて」ページに埋め込むことで、サイト訪問者により多くの情報を提供できます。
動画があるページは滞在時間が長くなり、SEO効果も高まります。
スマホ撮影で十分な理由:
プロの動画クリエイターに依頼すると数十万円かかりますが、最近のスマートフォンは高画質なので自分で撮影しても十分なクオリティです。
むしろ、完璧すぎる映像よりも、少し手作り感のある動画の方が親しみやすく、視聴者に好まれることもあります。
【中予算】効果的な有料集客施策
無料施策である程度の土台ができたら、次は有料広告を活用して集客を加速させましょう。
広告は即効性があり適切に運用すれば高い費用対効果が期待できます。
【中予算】効果的な有料集客施策
- リスティング広告(Google/Yahoo!)
- ディスプレイ広告
- SNS広告(Meta広告/Instagram広告)
- ポータルサイト掲載
- Webメディア記事広告
①リスティング広告(Google/Yahoo!)
リスティング広告は、Google検索やYahoo!検索の結果ページに表示される広告です。
「パーソナルジム 渋谷」などと検索したユーザーに対して検索結果の上部に広告を表示できます。
検索連動型広告の仕組み
ユーザーが特定のキーワードで検索したときに広告が表示される仕組みで、クリックされるたびに費用が発生します(クリック課金型)。
検索している時点で関心が高いユーザーなのでコンバージョン率(体験申込率)が高いのが特徴です。
キーワード選定のコツ
- 地域名を含むキーワード
- 「パーソナルジム 渋谷」
- 「パーソナルトレーニング 新宿駅」
- 「パーソナルジム 世田谷区」
- 目的を含むキーワード
- 「ダイエット パーソナルジム」
- 「産後 パーソナルトレーニング」
- 「筋トレ 初心者 ジム」
- 比較・検討段階のキーワード
- 「パーソナルジム 料金 比較」
- 「パーソナルジム おすすめ 〇〇」
- 「パーソナルジム 効果」
予算設定と運用のポイント
- 初期予算: 月5万円〜10万円からスタート
- クリック単価: 1000円〜1500円程度(競合状況により変動)
- 1件の体験申込を獲得するコスト: 20,000円〜35,000円が目安
- 運用開始後は週1回データをチェックし効果の低いキーワードは停止
- 効果の高いキーワードに予算を集中
②ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリ上にバナー画像や動画で表示される広告です。
検索連動型広告と違い、まだ明確にジムを探していない潜在顧客にもリーチできます。
バナー広告での認知拡大
健康・美容・ライフスタイル系のWebサイトやブログに広告を配信し広く認知を広げることができます。
すぐに体験申込には至らなくても、「このジムの名前を見たことがある」という認知を獲得できます。
リターゲティングの活用:
リターゲティング(リマーケティング)は、一度あなたのホームページを訪問したユーザーに対して、その後別のサイトを見ているときに広告を表示する手法です。
例えば:
- ホームページを見たけど体験申込しなかった人
- 料金ページだけ見て離脱した人
- ブログ記事を読んだ人
こうしたユーザーに再度アプローチすることで、体験申込率を大幅に向上させることができます。
「ホームページ訪問者の98%は初回訪問で離脱する」と言われており、リターゲティングは極めて重要な施策です。
③SNS広告(Meta広告/Instagram広告)
Meta広告(FacebookとInstagramの広告プラットフォーム)は、詳細なターゲティングができるのが最大の強みです。
ターゲティング設定の詳細
- 年齢・性別: 例「25〜40歳の女性」
- 地域: 店舗から半径5km以内
- 興味関心: フィットネス、ダイエット、健康、美容
- 行動: ジムに関心を示したユーザー
- 類似オーディエンス: 既存顧客に似た属性のユーザー
クリエイティブ制作のコツ
- インパクトのあるビフォーアフター写真
- 左右に並べた比較画像
- 「3ヶ月で-12kg」などの数字を大きく表示
- 動画広告(特に効果的)
- 15秒程度の短い動画
- トレーニング風景やお客様の喜びの声
- 最初の3秒でインパクトを
- 広告文のポイント
- 明確なベネフィット(「理想の体が手に入る」)
- 限定性(「今月限定10名様」)
- CTA(「無料体験予約はこちら」)
成果事例:
適切なSNS広告運用により顧客獲得単価90%削減に成功したパーソナルジムの事例もあり、正しく運用すればリスティング広告よりも低コストで集客できる可能性があります。
④ポータルサイト掲載
ジム検索専門のポータルサイトに掲載する方法です。
代表的なサイトとして「ゲットフィット」「ダイエットコンシェルジュ」などがあります。
ジム専門ポータルサイトの活用
メリット
- ジムを探しているユーザーが集まっている
- 比較されやすいが、逆に選ばれるチャンスも
- ポータルサイト自体のSEOが強いので、間接的に上位表示される
デメリット:
- 月額費用・成果報酬がかかる(2万円〜5万円程度)
- 競合と横並びで比較される
- ポータルサイトのルールに縛られる
掲載料と費用対効果
ポータルサイトからの集客が月に2〜3件以上あれば、掲載料の元は取れると考えられます。
ただし、ホームページやGoogleマイビジネスの充実が前提です。
ポータルサイトから自社ホームページに誘導し、そこで最終的な判断をしてもらう流れを作りましょう。
⑤Webメディア記事広告
地域の情報サイトやライフスタイルメディアに、PR記事として自店舗を紹介してもらう方法です。
タイアップ記事の効果
通常の広告と違い、第三者(メディア)が紹介する形式なので、信頼性が高く読まれやすいのが特徴です。
記事はWeb上に残り続けるため、長期的な集客効果が期待できます。
媒体選定のポイント
- ターゲット顧客が読んでいる媒体を選ぶ
- 地域密着型のメディアが効果的
- PV数だけでなく、読者層の質を確認
- 費用相場: 10万円〜50万円(媒体や記事の長さによる)
パーソナルジムのホームページ制作で集客力を高める方法

どんなに広告費をかけても、訪問者を受け止めるホームページが不十分では集客は成功しません。
このセクションでは、「体験申込につながるホームページ」を作るための具体的なポイントを解説します。
ホームページは「オンライン上の店舗」です。
実店舗と同じように、第一印象、わかりやすさ、信頼感が重要になります。
特にパーソナルジムのような高単価サービスでは、ホームページの質が成約率に直結します。
集客できるホームページの必須要素
訪問者が「ここに通いたい」と思うホームページには、共通する要素があります。
集客できるホームページ
- ファーストビューの重要性
- 体験申込までの導線設計
- スマホ対応(レスポンシブデザイン)
①ファーストビューの重要性
ファーストビュー(ページを開いたときに最初に目に入る画面)は、ホームページで最も重要な物になります。
訪問者は3秒以内に「このサイトを読み進めるか、離脱するか」を判断するのでファーストビューの設計はかなり重要な要素です。
✔︎効果的なファーストビューの構成
- キャッチコピー
- ターゲットに刺さる、明確なメッセージ
- 悪い例: 「あなたの理想の体を実現します」(ありきたり)
- 良い例: 「産後ママ専門・子連れOK|3ヶ月で-10kg達成率92%のパーソナルジム」
- メインビジュアル
- トレーニング風景やビフォーアフター写真
- 清潔感のあるジム内部の写真
- 笑顔のトレーナーの写真
- 明確なCTA(行動喚起ボタン)
- 「無料体験予約はこちら」ボタンを目立つ色で配置
- 信頼を示す要素
- 「会員満足度95%」「○○駅徒歩3分」などの情報
②体験申込までの導線設計
ホームページで集客に繋げる為には、ホームページ訪問者を迷わせない、スムーズな導線が重要です。
体験申込みの方法が誰にでも分かるように目立たせる事やファーストビューから体験申込みまでの導線が適切に設計されている必要があります。
理想的な導線
- トップページで興味を引く
- 「選ばれる理由」「トレーナー紹介」で信頼を獲得
- 「お客様の声」「ビフォーアフター」で成果を実感
- 「料金プラン」で具体的なイメージ
- 「よくある質問」で不安を解消
- 「体験申込」で行動
体験申込までの導線が設計されているのに集客できない時は申込みフォームの見直しも重要です。
- 入力項目は必要最小限(名前、電話番号、メールアドレス、希望日時)
- 住所や詳細な情報は体験時に聞く
- エラーメッセージは親切に
- 送信完了後の自動返信メール
③スマホ対応(レスポンシブデザイン)
現在、ホームページ訪問者の70〜80%はスマートフォンからです。
パソコン画面だけでなくスマホで見やすく、操作しやすいデザインは必須条件です。
スマホ最適化のチェックポイント
- 文字サイズは14px以上(小さすぎると読みにくい)
- ボタンは指で押しやすい大きさ(最低44px×44px)
- 画像は軽量化してページ表示速度を確保
- 電話番号をタップするとすぐに電話がかけられる(タップトゥコール)
- 横スクロールが発生しない
- メニューはハンバーガーメニューでスッキリ
Googleの調査によれば、ユーザーがホームページに訪れてページ表示に3秒以上かかると、訪問者の53%が離脱します。
特にスマホでは表示速度が遅いと大きなストレスになるので表示速度が遅い場合は、改善しましょう。
- 画像を圧縮(TinyPNGなどのツール活用)
- 動画は自動再生を避ける
- 不要なプラグインを削除
- 高速なサーバーを使用
コンテンツ充実で信頼を獲得
ホームページの見た目だけでなく、中身(コンテンツ)の充実が信頼獲得の鍵です。
コンテンツの充実度は、顧客の信頼を獲得するだけでなく、Googleに評価されてSEO対策にも関わってきます。
必ず入れたいコンテンツ
- トレーナー紹介・プロフィール
- ビフォーアフター写真・お客様の声
- 料金プランの明確化
①トレーナー紹介・プロフィール
パーソナルジムの競合が多く、複数のジムから選ばれるようになった現在、「どこのパーソナルを受けるか」より「誰からパーソナルを受けるか」を重視してジム選びをする顧客も増えています。
パーソナルジムはトレーナーとマンツーマンで関わるサービスでなので「どんな人が指導してくれるのか」は、顧客が最も気になるポイントの一つです。
トレーナー紹介の例
- 顔写真:笑顔で親しみやすい表情
- 経歴:トレーナーとしての経験年数
- 保有資格:NSCA、NESTA、健康運動指導士など
- 前職や特殊な経験:元アスリート、理学療法士など
- パーソナルストーリー:顧客へのメッセージなど
複数トレーナーがいる場合: 各トレーナーの個別ページを作り、それぞれの個性や強みをしっかり伝えましょう。お客様は「この人に教わりたい」と思える人を選びたいのです。
②ビフォーアフター写真・お客様の声
高単価のパーソナルジムでは、「本当に効果があるのか?」という疑問を解消することが最重要です。
ビフォーアフター写真やお客様の声がコンテンツとしてあれば、「私もこんな感じになれそう」「自分と似た境遇の人が結果を出している」など顧客が来店するまでに抱えている不安を解消できる場合が多いです。
効果的なビフォーアフター写真の見せ方
- 同じ場所、同じ時間帯、同じポーズ
- 加工はNG(信頼性が損なわれる)
- 具体的な数値を併記(体重・体脂肪率・ウエストなど)
- お客様のプロフィール(年齢・性別など)
お客様の声の掲載方法
- 顔写真::本人の了承を得て掲載(顔出しNGの場合は後ろ姿やイラスト)
- 氏名::イニシャルでもOK(例: Y.Tさん)
- 年齢・性別:「35歳女性」など
- 具体的な成果:「3ヶ月で-12kg達成」
- お客様のお悩み:利用する前に抱えていた悩み
- 利用した感想:コースを終了したお客様の感想
③料金プランの明確化
「料金がわからない」ことは、顧客にとって大きな不安要素です。
明確な料金表示は信頼感につながります。
わかりやすい料金ページの作り方
- コース名と内容を分かりやすく
- 料金は総額を正確に表記(分割料金のみはNG)
- 含まれるサービスの明記(食事指導・レンタルウェアなど)
- 追加料金の有無
- 返金保証の提示
- 分割払いの案内
料金を隠すのではなく、「この価格でこれだけの価値が得られる」と自信を持って提示しましょう。
SEOに強いホームページ構造
ホームページは、良いデザインでも顧客に訪問されないと意味がありません。
集客できるホームページは、SEO(検索エンジン最適化)も意識した設計が必要でSEOに強いホームページ構造だとWEB検索で上位表示されやすくなり、ページに訪問する顧客の数が多くなります。
SEOに強いホームページ構造
- タイトルタグ・メタディスクリプション最適化
- 内部リンク設計
- パンくずリストの設置
- フッターナビゲーション
- ページ表示速度の改善
Web集客を成功させるための4つのポイント

Web集客で継続的に成果を出すためには、どんな施策を実施する場合でも共通する「成功の原則」があります。
このセクションでは、Web集客を成功させるための4つの重要ポイントを解説します。
これらを押さえておけば、どんな施策を実施しても効果を最大化できます。
①データ分析と改善を繰り返す
Web集客の最大の強みは、「すべてが数字で見える」ことです。
チラシ配布やテレビCMと違い、Web施策は詳細なデータが取得できます。
このデータを活用しない手はありません。
Googleアナリティクスの活用
Googleアナリティクスは、ホームページのアクセス解析ツールです。
無料で利用でき、以下のような情報が分かります:
解析できる内容
- 訪問者数(セッション数)
- 流入経路
- 人気ページ
- 離脱率
- コンバージョン率
・具体的な分析と改善の例
Googleアナリティクスで料金ページの離脱率が80%と異常に高いは、料金が高く感じられて離脱している可能性があります。
その場合は、分割払いを導入したり他社との比較表を追加して「実はお得」を証明したり、料金に含まれるサービスを詳しく記載すると言う改善ができます。
週1回のデータチェック習慣
忙しいパーソナルジム経営者でも、週に1回、30分だけでもデータを確認する習慣をつけましょう。
チェックリスト
- 先週と比べて訪問者数は増えた?減った?
- 体験申込数は何件?先週と比較
- どのページがよく見られた?
- SNSからの流入は増えている?
- 広告のクリック率は適切?(目安: 2〜5%)
②複数チャネルを組み合わせる
「Instagram一本でやっています」「リスティング広告だけに頼っています」
このような単一チャネル依存は、リスクが高い戦略です。
単一施策依存のリスク
- アルゴリズム変更のリスク
- InstagramやGoogleのアルゴリズムは頻繁に変更される
- ある日突然、今までの施策が効かなくなることも
- 実際に「Instagramのリーチが半分になった」という報告は多数
- 競合増加による効果低下
- あなたが成功した施策は、競合も真似し始める
- 競合が増えるほど、同じ施策の効果は下がる
- 広告費高騰
- リスティング広告だけに頼ると、クリック単価が高騰したときに対応できない
- 複数の選択肢があれば、柔軟に対応可能
相乗効果を生む組み合わせ
複数のチャネルを組み合わせることで、相乗効果が生まれます。
理想的な集客チャネルのポートフォリオ
- 即効性のある施策(30%): リスティング広告、SNS広告
- 中期で効果が出る施策(40%): MEO、Instagram運用、YouTube
- 長期で資産になる施策(30%): SEO、ブログ記事、口コミ
このバランスで取り組むことで、短期的な集客を確保しつつ、長期的には広告費を削減できる仕組みが作れます。
チャネル間の連携例
- ブログ記事 × SNS
- ブログで詳しい情報を発信
- その要約をSNSで投稿し、ブログへ誘導
- SEO効果とSNS拡散の両方を狙う
- MEO × LINE
- Googleマップから来店した人にLINE登録を案内
- 継続的なコミュニケーションでリピート促進
- 広告 × リターゲティング
- リスティング広告でホームページに集客
- 離脱した人にディスプレイ広告でリターゲティング
- 再訪問を促し、CVR向上
③顧客の声を積極的に活用する
パーソナルジムのような高単価サービスでは、「本当に効果があるのか?」「信頼できるジムなのか?」という不安が、購入の最大の障壁になります。
その不安を解消する最強の武器が、既存顧客の声です。
実際に多くのユーザーがパーソナルジムを比較する時にGoogleマップやポータルサイトなどの口コミや評価、レビューを確認しています。
口コミ・レビューの獲得方法
多くのパーソナルジム経営者が「口コミをもらえない」と悩んでいますが、実は正しい方法で依頼すれば協力してくれる顧客は多いのです。
効果的な依頼方法
- ベストタイミングで依頼する(体験直後・目標達成時・卒業時)
- 具体的にお願いする
- 書きやすい環境を作る(LINEでリンクを送る・QRコードを印刷したカードを渡す)
ネガティブな口コミへの対応
どんなに良いサービスを提供していても時にはネガティブな口コミがつくこともあります。
対応の原則
- 感情的にならない: 反論や言い訳は逆効果
- 迅速に返信する: 24時間以内が理想
- 誠実に謝罪する: 正当な指摘には素直に謝る
- 改善姿勢を示す: 「今後このようなことがないよう改善します」
誠実な対応をすることで、他の閲覧者に「このジムはきちんと対応してくれる」という好印象を与えられます。
④継続的なコンテンツ発信
Web集客で成果を出し続けるには、「一度やって終わり」ではなく、継続的な情報発信が必要です。
ブログやSNSは、更新がなくなるとアルゴリズム的に評価が悪くなります。
また、顧客目線でも更新が止まっていると「まだジムがやっているのか不安、、、」と言う状態になります。
理想的な更新頻度
- ブログ: 週1〜2回(月4〜8記事)
- Instagram フィード: 週2〜3回
- Instagram ストーリーズ: 毎日1〜3回
- Instagram リール: 週2〜3回
- X(Twitter): 毎日1〜3回
- YouTube: 月2〜4本
- Googleビジネスプロフィール投稿: 週1〜2回
「こんなに更新できない!」と思われるかもしれませんが、すべてをやる必要はありません。自分のターゲット層が使っているプラットフォーム2〜3個に絞って注力しましょう。
更新継続のコツ
- 完璧主義を捨てる
- 「完璧な記事を書かなきゃ」と思うと続かない
- 60点でもいいから、まず公開する
- 後から修正・改善すればOK
- ストックを作る
- 時間のあるときに5〜10記事分のネタをリスト化
- 写真も撮りだめしておく
- 予約投稿機能を活用(Instagram、X、Facebookは予約投稿可能)
- ルーティン化する
- 「毎週月曜日の朝9時はブログ執筆の時間」と決める
- 習慣化すると、考えなくても続けられる
- お客様の協力を得る
- ビフォーアフター写真の掲載許可をもらう
- トレーニング風景の撮影に協力してもらう
- お客様の声を定期的にいただく
パーソナルジムのWeb集客にかかる費用

「Web集客に興味はあるけど、いくらかかるのか分からない...」
「予算が限られているけど、何から始めればいいの?」
このような不安を抱えているパーソナルジムの経営者の方は多いと思います。
パーソナルジムのWeb集客にかかる具体的な費用と賢い予算配分の考え方を詳しく解説します。
重要なのは、「いくらかけるか」ではなく、「投資した金額に対してどれだけのリターンがあるか」という視点です。
適切な予算配分と費用対効果の測定方法を理解することで無駄のない投資ができるようになります。
ホームページ制作の費用
Web集客を始めるにあたって、最初に必要となる初期投資は、ホームページ制作費と素材準備費になります。
ホームページ制作には、大きく分けて「制作会社に依頼」「自分で作る」の2つの選択肢があります。
ホームページを制作会社に依頼する場合
【基本プラン】30万円〜50万円
- ページ数: 5〜8ページ程度
- 内容: トップページ、サービス紹介、料金、アクセス、お問い合わせ
- デザイン: テンプレートベースのオリジナルデザイン
- レスポンシブ対応(スマホ・タブレット対応)
- 問い合わせフォーム設置
- 基本的なSEO対策
【中級プラン】50万円〜100万円
- ページ数: 10〜15ページ
- 完全オリジナルデザイン
- お客様の声・ビフォーアフターページ充実
- ブログ機能
- Googleアナリティクス設定
- より高度なSEO対策
【上級プラン】100万円以上
- 大規模サイト(20ページ以上)
- 高度なアニメーション・動画埋め込み
- 予約システム連携
- 会員専用ページ
- 多店舗対応
ホームページ制作を制作会社に頼むメリットは、ホームページに関する知識がなくても自店舗のホームページを作成できる点です。
デザイン面やSEO対策に関しては、知識がないと難しく、この点はWEB集客に大きく関わってきます。
逆にデメリットとして初期費用が高くなり、修正・更新に追加費用がかかる場合がある点になります。
自分でホームページを作る場合、サーバー代やドメイン代などで年間約10,000円〜15,000円で制作ができます。
ただ、制作には時間と労力がかかりトレーナー業に専念ができないのでサービスの品質が落ちる場合があるので1人で経営とトレーナーをする方には制作会社に発注する事がおすすめです。
おすすめのパーソナルジム向けホームページ制作会社
「キヨシのホームページ制作」は、制作費165,000円(税込)でパーソナルジムのホームページを制作できます。
作成できるページ数の制限はなく、SNSの連携やGoogle関連の連携などで追加料金が発生する事がありません。
ホームページの制作後は、月額11,000円(税込)で保守管理が可能です。
キヨシのホームページ制作
- パーソナルジムの集客ノウハウを活かした主客に繋がるサイト制作
- パーソナルジムの経営とマーケティングもサポート
- SEO対策にも対応
- 業界最低水準の料金
- サイト修正費・ページ追加が無料
- 月1回のブログ記事制作代行
1.パーソナルジムの集客ノウハウを活かした主客に繋がるサイト制作
「キヨシのホームページ制作」は、一般的なホームページ制作会社と違い自社でパーソナルジムの店舗を運営している会社がパーソナルジム専門でホームページを制作する会社になります。
ホームページ制作会社にはない、パーソナルジムの店舗集客ノウハウがあるので一般的なホームページ制作会社よりも集客に強いパーソナルジムのホームページを制作できます。
2.パーソナルジムの経営とマーケティングもサポート
これからパーソナルジムを開業するメリットとなるパーソナルジムの経営とマーケティングもサポートも受ける事ができます。
自社でパーソナルジムの店舗を運営しているので、パーソナルジムの立ち上げから運営、店舗拡大までの経営を経験していて、これからパーソナルジムを開業する人が店舗を運営する時に当たる壁を事前に知れたり、パーソナルジムに合ったマーケティングを知ることができます。
3.SEO対策にも対応
「キヨシのホームページ制作」は、集客の出来るホームページを作るのでアクセスを集めるまでのSEO対策も込みでパーソナルジムのホームページを制作します。
SEO対策をしたホームページだけでは、SEO対策は不十分なのでSEO対策の為に保守管理費用内でホームページの更新サポートも受けられます。
4.業界最低水準の料金
「キヨシのホームページ制作」は、中価格帯、高価格帯と遜色無いホームページを制作「16万円」と言う低価格帯で出来ます。
営業マンを雇用しテレアポなどの営業活動やWEB広告を出すなどの経費のかかる集客活動をしていないので中価格帯、高価格帯と同等のサービスを低価格でご提供しています。
5.サイト修正費・ページ追加が無料
「キヨシのホームページ制作」は、月額1万円の保守管理費用の中でサイトの修正やページ追加などが行えるのでトレーナーが追加されたり料金が変わるなど、定期的にホームページの内容が変わる事もありますが追加費用が発生する事なくホームページを運営していきます。
6.月1回のブログ記事制作代行
ホームページのSEO対策目的の記事制作や希望ジャンルに合わせたコンテンツ記事制作などを月1回無料で対応致します。
パーソナルジム業界に精通したライターが、4,000~6,000文字のSEO対策済み記事を作成いたします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、パーソナルジムのWEB集客に関する内容でした。
パーソナルジムの開業は参入障壁が低く、大手で働いていたトレーナーが独立すると言うケースが多いので毎月ペースで新しいパーソナルジムができていますがその反面、毎月パーソナルジムが閉業しています。
閉業するパーソナルジムの経営者の多くは、集客の知識がない状態で独立し開業してから集客が出来ず売り上げが立たなかったり、近くに競合が増えてお客様が来なくなったと言う事が多いです。
厳しい競争環境の中で、「ホームページを作ったけど問い合わせがない」「チラシを配っても反応がない」「SNSを始めたけどフォロワーが増えない」といった声を数多く聞いてきました。
正しいWeb集客の知識と戦略があれば、大手パーソナルジムに負けない集客導線を構築することは十分可能なのです。

